HOME > アイ・ピープルの原状回復
配線関係の撤去から、解体後の一部設備の取り付けなどの小工事まで
内装解体工事から原状回復工事までの作業を一括して請け負います。
店舗や社屋の場合でも、一般のマンションやアパートの場合でも
日本一その件数が多く、その分、もめ事も多かった東京都では
他の県に先だって、賃貸に関する特別な条例が作られました。
これは通称「東京ルール」と呼ばれていて、
実際には条例がない県でも紛争になった際には
参考にされることがあるなど、多岐にわたって
実際に多く起こっていた問題等の解決に必要な
条例が制定されています。
この中で特に注意すべき点は、
原状回復という言葉の定義についてです。
辞書的な意味では、また、従来の認識としては
「新品の状態に戻すこと」として
多くのオーナーが主張してきました。
ただし、実際に破格に高い家賃を払いながら
更に退去時には設備をすべて新品に取り替えろという
貸主側の主張は、借りる側にとってあまりに
大きな負担となっていました。
それを、東京ルールでは通常の暮らしの中で、経年変化したものを新品に戻すのは
貸主(大家)の負担に、借主(入居者)の故意・過失や通常の使用法に反する使用など、
借主の責任で生じたものが、敷金で精算されることになります。
これが原則です。
ふと考えると当たり前のような感じがしますが、
敷金は返還せずに新たにこのような請求を行ったり
経年劣化分もすべて新品への変更を強要するような
事例が多かったのも事実ですから、この東京ルールは
余計なトラブルを減らすのに一役買ったといえます。
このように、原状回復やそれに伴う内装解体は、
知らない側が一方的に損をするような部分も内包しています。